お客様の成功事例

はじめに
中国のGB規格への対応は、グローバルに事業を展開する製造業にとって避けては通れない課題だ。
今回は、長年にわたり中国規格の閲覧・翻訳・確認を他社サービスに委託してきたものの、
突然のサービス廃止という"ピンチ"に直面し、
ハニカムシステム(ReGSS-レグス-)への切り替えを決断したご担当者に話を伺った。
第1章:「またか」 ──他社サービス廃止が引き金になった切り替え
1年前、中国のGB規格対応はどのように行っていましたか?
欧米系の規格販売会社に依頼していました。費用は正直、高かったですね。
ただ、サービス自体には満足していました。
問題としては、様々なリスクが存在していたことです。
続けたいという気持ちはありつつも、「このままでいいのか」という懸念は常にありました。
切り替えのきっかけは何でしたか?
他社がサービスを提供できなくなったからです。
予算の時期に見積もりを依頼したところ、10月か11月ごろに「今年は見積もりが出せない」と言われました。
正直なところ、「またか」という感じでした。
欧米系のエンジンを持っているところは、軒並みいつかはそういうことになると分かっていましたから。
驚きよりも、やはりそうか、という感じでしたね。
ハニカムシステム(ReGSS-レグス-)以外の選択肢も検討しましたか?
もちろんです。英訳対応のメーカーも含め、数社を比較検討しました。
その中でハニカムシステム(ReGSS-レグス-)を選んだのは、
安定的にサービスを供給できるという点が大きな決め手でした。
第2章:「想像以上に良い」──導入して気づいた価値
実際に導入して、他社サービスと違うと感じた点はありましたか?
まず感じたのは、原文と和訳を並べて比較できることです。これは非常に良いと思いました。
それから、テキストとして規格が供給される点も大きいです。
以前は原文が画像として送られてきていたので、
たとえば400ページの規格であれば、確認作業だけで4営業日は無駄になっていたでしょう。
テキストで扱えることで、その手間が一気に解消されます。
「他社廃止」はピンチでしたか?それともチャンスでしたか?
以前の他社システムと比べて、安定的に供給していただけるようになったことは、本当にありがたいです。
その意味では、結果としては良い切り替えだったと思っています。
第3章:現場での活用実態
中国規格への対応は、単なるコンプライアンス対応にとどまらないとお考えですか?
そうです。特に中国は2025年には5か年計画として先端技術の国産化としているため、
規格の分野でも、国際規格と異なった国内規格を整備することが懸念されます。
そのため、法規内容の差異の確認が非常に重要です。
中国が欧米系の主要規格とあえて異なる規格を採用していることは、偶然ではありません。
これは明確な市場戦略だと思っています。
自国の規格を標準として普及させることで、市場への参入障壁をコントロールしようとしている可能性があります。
その市場戦略を把握することが、ビジネスの優位性につながるということでしょうか?
まさにそうです。その市場戦略をいち早く把握し、自社製品に適用できた企業が市場で勝つと思っています。
規格対応の遅れは、そのまま市場機会の損失につながりますから。
したがって、こうした中国規格を迅速かつ正確に把握・確認できるサービスには、
今後ますますニーズが高まってくると確信しています。
特に日本の産業界は、先端技術の対応を進めていますので、先端技術(*1)に携わる企業にとっては、
規格情報こそが競争優位の源泉のひとつになり得るのです。
(*1)先端技術:AI(人工知能)、人型ロボット、新素材、新エネルギー、航空宇宙…
第4章:中国規格が持つ戦略的意味──なぜ今、この分野にニーズがあるのか
最近の利用状況を教えてください。
中華人民共和国ネットワーク安全法関連の規格など、どんどん使っています。
部門の利用状況はいかがですか?
事業部などでも使用しています。
主に本社担当と必要事業部担当者が利用しています。
現時点では、このシステム(ReGSS-レグス-)を使って他部門やチーム内での共有といった活用までは至っていませんが、
実務の調査・確認ツールとして日常的に機能しています。
第5章:改善要望と今後への期待
3月にご指摘いただいた改善点(文字化け・翻訳精度・コピー機能など)は、現在も発生していますか?
特にないと思います。現状は大きな問題なく使えています。
「1年分の規格を一気に確認できる機能」はいかがですか?
これは必須だと考えています。年間の規格動向を一括で把握できると、業務効率が大きく変わります。
図表の翻訳対応(OCR+AI翻訳)については?
ぜひ利用したいと思います。
その他、「あったらいいな」という機能はありますか?
一番期待しているのは、法規制と規格それぞれのリンク(関係性)が可視化されることです。
この法規制にはどの規格が紐づいているのか、という対応関係が分かると、調査の効率が格段に上がります。
それから、改訂の差分(新旧比較)機能があると非常に助かります。
他社の類似サービスを使ったこともありますが、差分情報の7割ほどが間違っていたこともありました。
おそらくAIで処理しているのでしょうが、精度の問題があります。
ハニカムシステム(ReGSS-レグス-)には、正確な差分情報を期待しています。
グローバル展開については何かご要望はありますか?
韓国の規格に対応していただけると助かります。
英語以外の規格──つまり現地語のままの規格に対応したサービスがあると、さらに使いやすくなると思います。
第6章:今後のReGSSへのメッセージ
ReGSS(バージョンアップ版)への期待を一言お願いします。
テキストで規格を供給できることは、大きな強みだと思います。
基本的には満足していますが、法規制と規格の関係性の可視化や、
改訂差分の正確な提供など、さらなる進化を期待しています。
そして、中国が競争優位に直結する分野では、このサービスの価値はさらに高まるはずです。
これからも頼りにしています。
~取材後記~
「またか」という一言に、長年この業界で規格対応を担ってきたご担当者の経験と苦労が凝縮されていた。
突然のサービス廃止という逆境の中で冷静に複数社を比較し、
安定供給という本質的な価値を見極めてハニカムシステム(ReGSS-レグス-)を選んだ判断は、まさに実務家ならではの視点だ。
さらに印象的だったのは、規格対応を単なるコンプライアンスの問題として捉えるのではなく、
中国の規格戦略を市場競争の文脈で読み解く視点だ。
先端技術において、中国規格への対応の速さが市場での勝敗を左右するという洞察は、
このサービスが持つ可能性の大きさを改めて示している。
法規制と規格のリンク可視化、改訂差分の精度向上──現場から寄せられたこの声は、
ReGSSの次なる進化への重要な道標となるだろう。
※本記事は、公開前に取材対象者の許諾を得た上で公開しています。
